前回の続きです。スタンダードカート・ブルーファルコン・プリンセスコーチ(マッハGP)を使ったカスタムを載せた前回記事はこちらよりお読みください。
sykrarely-emolga.hatenablog.com
はじめに
皆さんこんにちは、リーフタイヤ好きのレアリィと申します。マシンの性能が上がるアップデートが入ってもう4ヶ月経ち、次回アップデート情報も出ましたが、皆さんは新環境に慣れましたか?だいぶ使われるカスタムが定番化しつつありますが、でも以前のワルハナみたいに○○一強とはならないのが良いですよね(少なくともカスタム開拓勢には)!今回は前回紹介できなかった残りのフレームとマイナーなタイヤを使った面白いカスタムを紹介します。
・この記事はマリオカート8デラックス-ver.2.2.3(コース追加パス第4弾)のものです。
・単に「スピード」「曲がりやすさ」などといった場合、基本地上での能力を表し、「すべりにくさ」といった場合、オフロード性能を表します。
・私が作った造語も含みます。
・各パーツ比較表は、それぞれ旧スタンダードカート・ノーマルタイヤ・スーパーカイトからの補正値です。
・この記事での画像はMario Kart Blog様、Mario Kart 8 Deluxe Builder 1.4様およびSuper Mario Wiki様のものを使用させていただいております。
・移動したいときは目次からワープがオススメです。*1
目次
マシン指数について
カスタム紹介のお決まりとなってますが、初見さんのためにマシン指数を紹介します。こちらは強いカスタムかどうかの基準として、特に重要なステータス3つを使った簡単な強さとなっていて
(地上スピード)+(ミニターボ)+(かそく)/2
をベースで計算したものです。詳しくはこちらの記事をご覧ください(毎回貼ってる気がする…)。
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Sランク:最強クラス-10.000以上(内MT 4.50以上)
Aランク:十分戦える-9.500以上(内MT 4.00以上)
Bランク:弱くないが少し扱いにくい-9.000以上(内MT 3.50以上)
Cランク:強いとはいえない-8.500以上
Dランク:ネタ向け-8.500未満
このパーツ、どう使う?フレーム
フレームの方で前回紹介しきれなかった残りのパーツを使ったカスタムを紹介します。前回はスタンダードカート系・ブルーファルコン系・プリンセスコーチ系(マッハGP系)のカスタムを紹介していますので、ご覧になりたい方は一番上へGO!!
④ゴールドカート・マスターバイク
ここらへんのフレームになってくると、ミニターボが低い以外の弱点が目立ってきます。例えばミニターボ値-0.25族*2の3種類は総じてクセがあります。前回紹介したブルーファルコンは重さが低すぎる、プリンセスコーチ系は地上スピード以外の長所がなく器用貧乏、そしてゴールドカート系は「すべりやすい」こと。実はすべりやすさは2種類あり、ゲーム中にも表示される「オフロード」と、ゲーム中どころかMarioKart 8 Deluxe Builder様にも表示されない隠しステータスの「オンロード」があります。基本オフロードとオンロードのステータスはどっちかが低ければもう一方は高くなる傾向ですが、ゴールドカート系はこの両方が低いという悲しみ…。そんな中でもこれなら活躍できるかも?というカスタムを紹介します。
ヨッシースニーカー
おすすめはこちら。ミニターボ値が下がるのをキャラで補正し、両方のすべりにくさが低いのはスポンジタイヤで改善します。クッションタイヤですとクセは更に強くなりますが、無敵時間で勝負できるので面白そうですね。ステータス的には扱いやすくまとまっている他、今まで以上に無敵時間が長く、デスコンボを防げそうですね!ただ欠点はタイヤをリーフタイヤにしたマリオトルネード派生カスタムに劣り気味というもの。一応この性能差なら愛で誤魔化しましょう。だってスニーカー履いているヨッシーとか見た目が可愛くないですか!?
⑤クッパクラウン
クッパクラウンは両方のすべりにくさ*3と重さ・ハンドリングが上がる代わりに、スピードも加速もミニターボも少しずつ下がります。つまり、私の考えたマシン指数的には最悪。でも操作性関係はすごくUPするため、マシン指数では過小評価されてしまう数少ないパーツですね…。
イギーにお似合い
このパーツを活かそうとした場合、すべりにくさが低くて、ある程度スピードやミニターボ値を稼げるキャラクターやパーツと相性がよくなります。なんとここに当てはまるのがルイージ級*4なんです!これにローラータイヤを組み合わせてあげるとバランスがすごくよくなります。使った感想としては、操作性に苦労しないっていう点でイメージ「重い軽量級」って感じ。何言ってるの?って思うかもしれませんが、これは「重さ」が高いけど、操作性やスペックは軽量級に似てるよねって意味です。ただ軽量級にしては加速とか低いのでそこはちょっと別問題ですけど。あとはちゃっかり水中スピードがいいのもメリット。水中コース*5があまり多くないので実際どうなんだ…って感じではあるんですけどね!マシン指数的なスペックは低いんですけど、アイテム込みで考えるのであれば全然悪くない数値ですね。マシンの使いやすさって実はまがりやすさとすべりにくさによるものなのかも?と思わされました。
このパーツ、どう使う?タイヤ編
①スポンジタイヤ
スポンジタイヤの特徴は、すべりにくさとミニターボを両方上げられること。それでいてオンロード性能も良好です。でもハンドリングが下がるのが扱いにくいポイント。ですが、前回の記事でもお話しした通りリーフタイヤと肩を並べるくらいには強いパーツですので、環境入りができそうなカスタムを紹介しようかなと思います。さっき紹介したスニーカートと、前回記事で紹介したカスタムはここでは省きますね。
その1 withルイージトルネード
スポンジタイヤの弱点であるハンドリングと、ルイージの弱点であるオフロード性能をうまく補ったカスタムです。水中ハンドリングと重さのためにひとまずグライダーはパラフォイル系に。若干スピード寄りではありますが、バランスはある程度取れてます。実際安定性が高いので、思ったよりも操作しやすい!ただ問題なのが加速とハンドリングの低さ。スポンジタイヤはトルネードの弱みを消せないため、それがもろに出てしまっていますね。実際操作していても今まで以上にドリフトがまがりにくいです*6…。ルイージトルネードにはローラータイヤかリーフタイヤをつけたほうが強いとされる理由もわかりますね笑
その2 ハナチャン使ってみない?
さきほどのルイージトルネードも考えて、スポンジタイヤの短所を消すキャラフレームを考えたところ見つけたのがこちら。
スポンジタイヤのいいとこ(ローラーに比べ)
- スピードが0.25高い
- 両方のすべりにくさがかなり高い
- 重さが0.50高い
スポンジタイヤの悪いとこ(ローラーに比べ)
- ミニターボが0.25低い
- 加速が0.50低い
- ハンドリングが0.50とかなり低い
加速とハンドリングを補えるのがちょうどハナチャンバギーと気づいたため早速試すことに。結論扱いやすさは高めだけど強みがあまりないって印象。というのも、ハナチャンバギーを使うと加速を高めるミニターボかスピードのどっちかを犠牲にすることになるのですが、肝心の加速はスポンジタイヤが打ち消してしまうんですよね。マシン指数的には良くないわけです。ただ重さとオン・オフロードどちらもすべりにくさは上がりますので、そこで差別化できるのかな…。実際オフロードコースとか走りやすかったので!キャラはマリオ級・ルイージ級の選択としてますが、個人的にはルイージの方がおすすめかも。
②ノーマルタイヤ
ノーマルタイヤ系ですが、正直めちゃくちゃ強いです。欠点が「ミニターボ値を今の環境に合わせるとしたらキャラとフレームが限定される」ことくらい。そんな中でも、ここでは環境入りできそうなカスタムを紹介しようと思います。
その1 実は人気?ヨッシーくまGLA
超優秀ヨッシーくまライド!このタイヤとして使うことで、ミニターボ値4.75と加速4.25、重さ3.00というハイスペックな性能を持っています。くまライドの欠点とされているのが壁蹴り*7のしにくさとされていますが、タイヤが大きめなおかげで成功率が上がるんだとか。なお、タイヤはGLAホイールがおすすめ!なぜならこのカスタムの強みの一つが無敵時間だからです。環境カスタムはどうしても無敵時間が短くなりがちですが、GLAホイールがなぜかノーマルタイヤと比べ無敵時間が長いおかげで3.25まで上がっています。そのおかげで被弾後の無敵時間も平均以上あるという…。隣のマリオトルネードと比べても明らかに違いますね。無敵時間とGLAホイールに関してはこの方のブログが詳しいので、興味がありましたら読んでみてください。
このようなスペックを持っているので、一部の海外勢の方からは人気らしいですよ!YouTubeでもカナダ代表のJPGivinerさんがよく使ってます。個人的にもこのカスタムもしかしたら最強もあるのかなと思っているんですが、ローラータイヤが人気の現状ですと流行らなそうではありますね。なお、キャラをマリオにしてもなかなか面白いんじゃないかなと思います。このヨッシーくまGLAはパーツごと紹介の中でも特におすすめなので、ぜひ使ってみてください!
その2 パタそらを使いたいあなたへ
以前は最強格だったパタテンテンですが、今はあまり使われていません。けどあの頃の操作感覚が欲しい…と悩んでいる方にはこちら。パタテンテンとノーマルタイヤ、どちらも今の環境ではそこまで使われていませんが、組み合わせるとこう強かったりします。実際ステータスを見比べてみてもワルパタと大して変わりません。一応水中と空中スピードで負けてはいますが、この程度の差ならハンドリングと無敵時間・オフロードの違いでトントンどころか、こっちのほうが上回っていると思います。加速も負けてはいますが、4.50と4.75ですから、どっちにしても不便にはなりませんし…。
こちらは新環境初期にIsさんが紹介していたカスタムです。相対的に弱体化してしまったパタテンもうまく活かせそうでいいですよね!!
③リングタイヤ
リングタイヤの特徴として、スピードパーツだけどハンドリングが上がることが挙げられます。スピードが上がるとその分操作性が悪くなることが多いため、両方を取れるのは大きいですよね!
その1 反重力を駆け抜けて
リングタイヤの強みは地上スピードが+0.25もそうですが、なにより反重力スピードが+0.50されること。トルネード系のフレームに合わせると、なんと反重力スピードが地上+1.00されるという強さ。もちろん私のお気にのリーフタイヤでもできますが、リングタイヤのいいとこは同時にハンドリングも上がること。トルネードはハンドリングが下がるパーツのため、そこの補完として最高なんですよね!とまぁいいとこばかり書いてきましたが、悪いところもあります。それは加速の低さ。右のワルハナと比較して、大きく劣っているのがここですね。なんとこのカスタム、加速が3.25と低すぎる!環境カスタムの世界では「加速が3.75で復帰が弱い」といわれるレベルです。一度被弾してしまったら復帰で負けてしまうかも。というわけでレースよりは反重力コースのタイムアタック、それもスピード重視と呼ばれる64レインボーロードやビッグブルーのようなコース限定で強いのかなとは思います。
その2 ハングオン~ヨッシー on ヨッシー~
実はリングタイヤと相性のいいハングオンバイク。ハングオンバイクって急カーブがそもそも苦手なため、ハンドリング命なんですよね*8。なのに、前張りを強いられがちなため*9、スピード値も必要という…。カスタム選びに困っちゃうわけですが、これをかなえてくれるのがリングタイヤってわけです。もちろんミニターボ値は下がってしまいますが、ハングオンはミニターボを出し続ける走法が難しいため、個人的にはミニターボは通常のカーブでSMT, UMTを溜められる4.50-4.75で止めて、残りをスピード(とハンドリング)に割くくらいがよさそう。私はハングオン専門ではありませんが、使ってみた感じあまり不便さは感じませんでした。
右はロゼッタにローラータイヤを乗せたカスタムで、ミニターボ値をそろえるためにゴールドカイトとしています。比較する感じハンドリングと無敵時間以外劣っているように感じますが、前述のとおりハングオンはハンドリングが命なので、実際に使うとそんなこともありません。まぁ特にハングオンはすべりにくさの低さがオフロードコースの走りにくさによりつながるので、そこが若干欠点かな…。
④ブロックタイヤ
ブロックタイヤは地上スピードとすべりにくさが上がる珍しいスピードパーツです。その分リングタイヤよりさらに1段階ミニターボが下がってしまって、カスタムの組みにくさはより上がります。そんな中ギリギリ使えそうなカスタムが1個見つかりましたのでご紹介しますね。
ネコちゃんで新生ワルハナ?
このカスタム作れるって知ってから、「あれ、ブロックタイヤ強いんじゃ…」ってなった記憶。性能的にワルハナとほぼ変わんないんですよね。加速と地上以外のスピードが負けていますが、オフロード性能と無敵時間で勝っています。って考えると同じくらいは強いのでは…??実際使ってみてもそんなに不便は感じませんでした。隠れて強いカスタムみたいな感じです。ただ残念ながら、ワルハナ自体が今のVS環境に合ってないって問題があります。今のところVSで使えるミニターボ4.75-5.00じゃないとできない走法こそそこまで見つかっていませんが、ミニターボ値自体はあるに越したことがないため、それを考えると少し不便かも。
⑤ワイルドタイヤ
マリオカート7では最強とされていたワイルドタイヤ系ですが、8以降はあまり日の目を見ず…。実際すべりにくさは両方上がり、重さもUPするんですが、その代償で加速とハンドリングがかなり悪くなります。ついでにタイヤが大きいので被弾しやすくもなったり…さんざんですね。ですが今回のアップデートで何とか使えるようにはなりましたので紹介します。まぁ7の時はダートでドリフトできて、しかもスピードも上がって…って強すぎましたからね…()
やっぱりヨッシーネコくま!
ワイルドタイヤの加速とハンドリングを補うためにはやっぱりヨッシーくま!というわけでこんな感じに組んでみました。ミニターボも4.50と、思ったより操作性にクセがなくて使いやすい感じです。残念なのがやっぱりハンドリングの低さ、特に反重力は曲がりにくすぎですね。あとはタイヤが大きいので被弾しやすいのと、バランス悪くてビジュアルがなんかダサい…w。古代のタイヤにすると少しマシになります。あとはヨッシーにしては高めの重さ3.50にできますね。見た目がインパクトあって面白いので、既存カスタムに飽きたら使ってみてもいいかもしれません。後これ、結局ワイルドタイヤが強いんじゃなくてヨッシー級+ネコくまが強いだけなのでは()。
おわりに
いかがでしたでしょうか?いろんなパーツを使っても、こんな感じに強いカスタムマシンを作ることができちゃうんです!というわけでぜひこれらを活用していただいて、マリオカートをお楽しみくださいね!それでは次回はマリオカート8DXコース追加パス第5弾に向けて今の問題点や直してほしいとこを書いていこうかなと思います。それではまたごきげんよう〜!
*1:←目次へ戻るときはこちら
*2:第4弾のアップデート以降は0.25上がったため、0.00族と呼ばれることもあります
*3:すべりにくさは悪路走行等の「オフロード」とアスファルトの「オンロード」の2種類あります。ゲーム中のステータスやMarioKart 8 Deluxe Builder様では「オフロード」のみ表示されています。
*4:マリオ級でも問題はありませんが、「マシン指数」では他ステータスのボーナス・ペナルティも考慮しているため、マシン指数はルイージ・イギーを使ったほうが高くなります
*5:現在水中がメインとなるコースはドルフィンみさきとせいぜいアムステルダムブルームくらいです。
*6:3.25程度の数値であれば、スティックをインに倒す時間がちょっと増えるくらいで済むため、ミニターボが溜まりやすいというメリットにもなります。
*7:主にマリオカートスタジアムなどでUMTグライダーなどを出す際、どうしても壁に当てないと成功しないときに使います。
*8:イメージには反しますが、ハングオンバイクの曲がり方ははじめだけ膨らまない分鋭く曲がりますが、その後は緩やかになります。それに加えてハングオンはミニジャンプによる方向転換がやりにくく、小回りが効かないこともその理由です
*9:これは上位を走った方が緩やかなカーブのイン付きを他カートに押されずにできるほか、カーブを曲がるとき、ハングオンバイクは前が見にくく後ろが見やすいため、自身が前に出てバックスナイプを決める動きが強いとされているためです。